ASUS TransBook T100シリーズ使用雑感

先日、日本に一時帰国した際に購入したPCについて、感想でも。
現在中国で使用しているノートPC(hp製Pavilion dm1)がハードウェア的に不調な様子でして、異国の地でPC環境から切り離されると今の時代はあらゆるメディアから切り離されるという恐怖があり、思い切ってもう一台、ノートPCを追加で購入しました。
購入したのは、先日の日記に書いたようにASUS TransBook T100シリーズ。WindowsPCですが、いま流行のタブレットタイプにも、キーボード接続して従来のPCにもなる、というものです。

現在使用しているPCはとりあえずそのまま壊れるまで据え置きで使用し、この新PCは持ち出しも行い自分の普段のノート代わりにして、部屋とか通勤バス内ではメディアプレーヤーにもなる、ような使い方を想定しました。このTransBookシリーズは本体のディスク容量がSSDタイプで32Gと64G、これにキーボードドック部分にハードディスクがあるタイプと無いタイプがあります。また、microSDカードも挿せます。よって、OSおよびソフトは本体のSSDに、データ類はmicroSDに、普段は持ち歩かなくて、必要なときだけ転送すればよいデータ類(TVの録画データとか)はキーボードドックのHDDにしまう、という使い方を考えます。
それにしてもOS込で32Gは小さ目。自分の使い方ではすぐに溢れてしまうでしょう。32Gで問題ないのは常時ネットに接続して基本webアプリを中心に使用する人だと思います。

さて、実際に購入したところ予想以上のコンパクトさでした。画面の表示ピクセル数は1368×768と、現在使用中のPCと同じなのですが、実際の製品は一回り小さいです。

キーボードドックを接続すれば普通の小型なノートPCの外見になります。画面はあまり角度広くは開きません。もう少し開いてくれたらうれしいのに。充電はmicroUSB端子から。ただ、普通の充電器を接続しても充電されません。アダプタの出力は5V 3A、電圧はともかくワット数が足りないのでしょうか。付属していた専用の充電器を使います。

さて、キーボードから取り外すと、普通のタブレットになります。どうみてもただの液晶パネルなんですが、こちらの方が本体でディスクドライブもCPUもメモリも何もかも入っている、というのも何とも変な感じです。
さて、Windows8Vistaに次ぐ失敗OSと言われていますが、私はそこまで嫌いでは無いです。Windows7の良い所を残したうえで、新しいUIを模索しているのは理解できます。で、実際にwindows8タブレットマシンとして使用するとそれなりに使いやすいんですよ。ただ従来のデスクトップソフトはその分非常に使いにくいわけですし、タブレットOSとしてはすでに完成されたAndroidマシンやiPADマシンに比べるとまだまだ見劣りするわけでして、要はいいとこどりをしようとして、どちら付かずになったためのこの体たらくなんでしょうね。でも今回購入したどちら付かずのこのマシンには、以外とハードウェアが適合しているのかもしれません。Microsoft Surface なんか、まさにこの設計思想だしね。

専用のカバーを一緒に購入、取り付けます。カバーの蓋に磁石が入っていて軽く止まります。またカバーを閉じると自動的にサスペンドしてくれます。地味に便利。

なんだかんだで9割方はタブレットとして使用しています。業務に使用するにはキーボードがほしい所ですが、ホビーだけならタブレットで十分なんでしょう。ただ、そうなるとWindows機であるべき必然性がなく、もっと安かったり指操作だけで使いやすいAndroidiPadの方がよいのかもしれません。わたしは、ほら、持ち歩けるプログラム作成環境、ってのが理想なのでWindows機の方が面白そうだったのですよ。最近はプログラミングはほとんど行っていませんけどね。

さて、中国に戻った途端に、従来使用していたhpのノートPCが起動しなくなりました(泣)。このPCを買っておいてよかった。従来のPCの方も中身をリフレッシュさせればなんとか復帰できそうですが・・・このような状況では2台無いと、何かと心細いですね。