スマートミラードライブレコーダー取り付け

先日、自分の車にルームミラー型のドライブレコーダを取り付けました。リアカメラ映像を常時ルームミラーに映し出す、最近はやりのスマートミラーになるタイプです。この手の商品は最近は中国製品ばかりが元気で日本製はほぼ皆無。中華な製品は当たり外れがめちゃくちゃ大きいのと耐久性がいまいちですが、そういう事も承知の上ならば、安くて面白い商品に出会えるってもので、まあ趣味の世界ですね。私も昔は秋葉原でジャンクパーツあさって、自作PCに変な高性能パーツを取り付けて不安定ぎりぎりで動かしたりするを楽しんだりしていた人なので、白物家電レベルの安定性を求めたい人にはおすすめしませんが。

3年くらい前からドライブレコーダー取り付けたいなぁと思っていたんですが、結構値段も高いし安い機種を買っても取り付け費用もバカにならないので見送っていたんですよね。DIY好きではありますが、これまでは車いじりを趣味にしてこなかったもので電装周りのやり方が良くわからなかったんですが、最近はYouTubeでも動画が増えてきたのでじっくりと見て手順や内装の剥がし方とか配線の仕方とか、だんだんわかってきて自信が付いたところで、本体を購入。

いろいろ似たような商品が多く迷いましたが、どうせ買うならスマートミラーの機能を持たせてみたいと思い、セールしていたこともありそこそこの値段で手に入る以下の機種を選びました。

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https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0832XN5HV/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o03_s00?ie=UTF8&psc=1

ルームミラーに取りつけるタイプです。リアカメラ付き、右ハンドル車対応、GPSログ可能。商品到着後、開封の儀。

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リアカメラへのケーブルの長さは十分ありそうです。マニュアルは微妙に怪しい日本語でしたが、頑張っているので良し。

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本体の電源はシガレットソケットから取るので、ソケットコネクタを買ってヒューズボックスから引き出します。アース取れそうなボルトが近くに無くて困ったんですが、内装を止めているボルトがあったので、通電状態をテスターで確認しながら接続。なんですが、使おうとしたらテスターの電池が切れていて、また近所の店まで買いに行って、交換しようとしたらねじが固くて、つぶしてしまいました。誰や、こんなに固くこれ締めたの。俺や。とまあ、いろいろと細かい障害が降りかかってきます。

それでもフロント側の接続はそんなに難しくありません。配線も短くて済むので、車の内装を外して電装の知識あればものの15分もあれば終わるのではないでしょうか。

問題はリアカメラです。いわゆるミニバンタイプの車でして、配線距離が長いし、リアカメラを仕掛ける場所がバックドアのノブくぼみくらいしかなく、どうやって線を這わせるかかなり悩みました。

内装を無理やり引っぺがして、ボルト穴などを探したんですが、どうやってもうまく配線を通せそうにありません。仕方がないので、どこの家にも必ず1台はあるであろうドリルを持ち出します。実家にも、私の友人の家にも必ずあったもの。普通にあるよね。うん。

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さすがに一発勝負で失敗はできないので、かな~り緊張しました。コネクタ部の太さを見てまずは5.5mmで穴あけ。しかしコネクタが通らないので徐々に大きなドリル径で穴を広げていき最終的には6.5mmまで拡大。最初からノギスで径を測っておくんだった。

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それぞれの写真の真ん中付近が、開けた穴です。車体の外からは普通は見えない位置になります。ここにリアカメラのケーブル線を通して、シリコーンシーラントで埋め留めておきました。シーラント、この20分の1の内容量でいいから100円くらいで売ってくれないかな。ちょっぴり使うだけなのでもったいない。

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車内を這わせた配線を、リアハッチドアの内装へ導こうとしたんですが、この配線配管はすでに多くの配線は通っているわ、コネクタ部が太くて90度に曲がった部分を通らないわで、かなりの時間トライしたんですが、結局断念しました。

仕方ないので、内装の天井部付近から空中配線でリアハッチのピラー部までつなげています。見た目もカッコ悪いし、何度も開け閉めしたら断線しそうで怖い。

バックギアを入れたら表示が変わるモードがあるので、バックランプの線と接続します。と言ってもコネクタは簡単に取れないので、線を途中で切って、三股に接続して半田付けでしっかり固定。雨水濡れによる漏電が怖いので、熱収縮チューブとビニールテープでしっかりと絶縁しておきます。

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すべて接続が終わったころには黄昏時。スイッチを入れてカメラ画面見るとめちゃくちゃ明るく映ります。暗視能力はとても高そうです。一方で防眩能力はいまいちなのか、車のヘッドライトがとても眩しく映ります。近づけば車のナンバーもわかるので、証拠は撮れるとは思うんですが。

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あ、あと反射防止フィルムは必須でした。貼ってないと昼間の運転でモニターが見えないレベルで映り込みします。サンワサプライの液晶用フィルム貼って対応しています。

リアカメラは、普通の鏡とはかなり距離感が変わります。広い範囲が遠くに見えるという感じ。慣れるまでは気を付けなくては。

さらっと書いていますが、慣れない作業ということもあり、いろいろ調べながら行ったので2日にわたって作業する羽目になりました。今回だいぶ分かったので、今度はもう少し効率よくできることでしょう。商品自体は、しばらく使い勝手等様子を見てみます。また不具合でたら報告します。

あと今回、だいぶ内装をとめる樹脂ピン(ドアトリムピン)を破損させてしまいました。経時劣化も進み脆くなっていたようです。ピンも購入しましたので後日、差し替え取り付けします。

 

 

 

「スカイウォーカーの夜明け」の感想

遅まきながらようやくスターウォーズEp9「スカイウォーカーの夜明け」を鑑賞しました。見ながらまず私が思ったことは「あ、これ、Zガンダムや」でした。新しいキャラ、ドロイド、いろいろ出るんだけど結局偉大な初期3部作のキャラ達に引っ張られて次世代キャラ達の影は薄くなり、話は目がぐるしく変わってスピーディなんだけど何か物語の芯が弱くて最後までぶれまくっていた、という印象ですね。考えてみれば新3部作全体通してもZガンダムや。

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それでもEp7は新旧交代劇として結構良かったんですよ、Ep8はいまいちだったけどルーク(役のマーク・ハミル)があまりにも役者オーラが薄くて、扱われ方の割には影が適度に薄かったのが功を奏して新世代キャラもまあまあ立っていたんですよ、このままEp9で完全に新世代キャラ達の話に移行してしまえば良かったものを、過去の威光という名の重力に魂が惹かれてしまったんですな。

とくに前半はとっ散らかった感が強かったんですが、それでも後半に入って物語が収束してきて、アクションも映えてきて、ようやくスターウォーズらしい馬鹿映画(誉め言葉)っぽくなってきてそれなりに楽しめました。ええ、スターウォーズの初期3部作は基本的に馬鹿映画なんですよ。大体プロトン魚雷一発で破壊されるような小型惑星規模の要塞なんてどう考えても頭悪すぎますよ。

ただねえ、「ジェダイの復讐」以来ずっと映画館で鑑賞してきましたが、今回のEp9を最後まで見終わった時にすっきりしないのはあれですな、Ep3ならダースベーダー化する過程を見て予定調和的に安心できたし、ピーター・カッシングのそっくり俳優までわざわざ使って初期3部へのつなぎを見事クリアしたし、Ep6ならわけわからんけどイウォークたちの盆踊りでなんかおめでたいバカ騒ぎで良かった良かった、だったんだけど、そういうカタルシスが無かったんですね。最後のレイのセリフだけじゃ弱いんだよな。せっかくの新3部作の最後なんだから、深いテーマなんかありそうで実は何もないお祭りムードで終わらせて欲しかったなぁ、と個人的な妄言で締めくくらせていただきます。

2020年、年頭のご挨拶

新年、明けました。

実は現在、喪中でありまして、「おめでたい」等の言葉は原則使わないらしいのですが何しろ人生経験も浅くあまりそういう経験をしてこなかった為なのか、世間様が正月モードなのにも関わらずあえて目出度く無いようにするのは、なかなか頭が付いて来ないで軽くバグって居ります。というわけで、ただの事実を述べる挨拶でも何でもないわけのわからない文頭でしたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

スーパーに行ってもこの時期は当たり前ですが縁起物ばかり売っており、喪中の身とすれば縁起を担がないものをわざわざ選ぶべきなのか、それとも縁起を見ないふりして無視すればいいだけのか、いったいどちらなのでしょう。

世間は令和になりましたが、私は自分の管理できる範疇ではずいぶん前から西暦表記に書類を切り替えておりまして平成はどんどん使わなくなっていました。いちおう公文書は和暦で表記するのが正式らしいのですが、それこそ海外のお客様から有効期限がわからないとかクレーム頂いたこともあったりしまして、国際化の波に呑まれたわけです。思えば昭和から平成になった時は何もかも自粛ムードでしたが、今回は上皇様がお元気なのでなんだか目出度いムードの方が盛り上がって、平成から令和に代わる夜にはなぜかそばを作って食べた人やら神社にお参りに行った人やらいろいろいたようで、これも普段経験していないので頭がバグってしまったんでしょうね。

さてまあ、なんというか一年が過ぎ去るのが早すぎて、感覚的にはつい先日まで真夏だったように思うのですが、これも季節の変わり目がだんだんぼやけて春秋が短くなったせいもあるような気がして、だんだんと大陸的な気候に近づいているように思います。

かといって大陸の人々が時が過ぎるのを早く感じているわけでもないわけで、これは単純に時間の速度はそのままで自分の思考速度が遅くなったのか、自分の思考速度は絶対速度を維持したまま宇宙の法則が変わっているのか、そうでなければあれですね、自分のこれまで費やした時間と今の時間を比較するから長生きするほど時間が早くなるという、いずれも個人的相対性理論な説明で片が付くような気がするような問題です。

今年の抱負というわけでもないのですが、年々消費型オタクへ傾いている自分をもう一度、生産型オタクへ傾けなおさないといけないなぁ、と思っているんですが、昨年は某サイトも5ページくらいしか更新できなかったし、プラモも1台も完成しなかったしで散々でした。年々と気力も体力も減退しており、時間もままならない一方で昔よりも集中力が続かなくなっておりまして小説1冊読むのもなかなか大変です。おかげで気軽な漫画ばかり消費しています。映画見続けるのも体力いるんです。気が付けば4まわりな年齢ですが、次の一回り後にはなんと年齢が若返り始めるではありませんか。それまでは着々と年をとってもう一段経験値を上げていきたいものです。

体力の衰え激しいわりにあまりにも運動しないせいか健康診断結果もだんだん悪い方向に行っており、最近話題のリングフィットを始めました。めちゃくちゃ褒めてモチベーション上げてくれるのは嬉しいですね。おかげでそれなりに継続して続いております。職場の上司としてもこうありたいものですね。

あとはまあそうですね、早々にスターウォーズ観に行く、積みあげプラモを1台くらいは完成させる、9月に「富野由悠季の世界」静岡会場に行く、くらいかな。

というわけで皆さま、今年もよろしくお願いいたします。

食レポ:かめのて

近所のスーパーで変なもの置いてあったので、興味をそそられて買ってしまった。その名も「かめのて」。名前の由来はもちろん亀の手、だよなあ。見た目は一体何だか良くわからない。ちょっとグロい。爬虫類の手と爪に見えないことも無い。

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調べると、船底に付くフジツボとかの遠い親類らしい。甲殻類なので貝というよりは海老や蟹に近い。漁師のおつまみとか珍味とか美味しんぼでも出てきたとか、そういういろんな情報でおおむね旨いとの評価。まあ海で獲れるもんなら少々見た目があれでも食えるだろうと、日本人にありがちな海への謎の信頼を礎に、食することとした。

ほらあれだ、海老がその辺の林の中を歩いているなら気持ち悪い虫だからだれも食べないが、海の中にいるだけで美味しく食べられるだろ?

さて、「かめのて」は普通に塩ゆでするのが一般的な食べ方らしい。まずは水洗いする。水につけるだけで食べ物にだんだん見えてくる。不思議。束になっているものがあった。なるほど、こんな感じで岩とかに生えてゆらゆらとしているんだな。海の中のイメージが湧くともっと食べるものに見えてくる。

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塩を一つまみ入れて、火にかける。沸騰してから10分くらいだそうだ。だんだんと旨そうな磯の匂いが漂う。どこかで嗅いだことある懐かしい匂い。これは上人ヶ浜で獲ったニイナを茹でたときのあの匂いだ。いきなりローカルネタをぶっこんだが、小学校低学年までは海岸のすぐ近くだったから母親と一緒に良く採取したニイナ貝、ニナ貝などと呼ばれることもあるそうだが、たまにヤドカリも混じって茹で上がる海の幸の匂い。

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匂いと記憶がつながると、自分の頭の中では見た目なんて関係なく、ただの旨そうな食い物に完全に変わる。茹で上がると意外なことに腕?の部分は柔らかい。あえて言うならライチの皮みたいな感触で、同じくらいの力で剥ける。その時につまんで力を入れると磯の香りの塩水が中から飛び出して周りに飛び散るのがちょっと困った。PCとかスマホのそばでは食べない方が良い。自分は仕事の合間に休憩で食べたので、会社のPCが危ないところだったのだ。

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筒状の腕の部分をむしると、マテ貝のような何とも言えないぷにぷにした部分が現れる。予想以上に小さい。え、これだけしか食べるとこないの?って感じ。

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一番きれいに抜き取れたのは上の写真。爪のようなところに、なんか可動部みたいなものが走っているようだ。海老の足のようにも見える。この部分はじゃりじゃりして到底食べられない。

味は、エビとカニと貝の間のような味。私はかなり旨いと思った。上人ヶ浜のニイナより、苦みが無い分だけ旨いと思う。または岩に貼りついたカキ剥がして喰った味とかそういう海岸採取の時の思い出の味の中で上等の部類。

だが私の奥さんはちょっと泥臭いと言う。もしかしたら海岸で獲り立てだともっと違うのかもしれない。うちの娘は花壇の土の味だという。そんなもの食べたのかと聞くと、土の匂いを嗅ぐと分かると言う。いや、土の匂いは分かるが何故土の味になるんだ。あまり家族の受けは良くなかったので(主に味で。見た目は二人とも平気らしい)、ほとんど自分一人で食した。オヤツというか酒のアテというかそんな食い物。パクパク食える。食べれるところが少なすぎてあっという間になくなる。ただ、エビカニと同じで胃がもたれる感じがある。過去にカニ・牛肉食べ放題しゃぶしゃぶでカニばっかり集中して喰うと胃がもたれてくるので牛肉喰って胃をすっきりさせるという不思議な体験をしたことがあったが、それはともかくとして、食べた量の割には満足できます。

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爪?と皮?だけになりました。ご馳走様。

あ、甲殻類だけあって、食べた後の手や口周りが少しかゆくなりました。甲殻類アレルギーの方は危険です。

 

 

 

訃報 眉村卓

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SF作家、眉村卓の訃報。ご冥福をお祈りいたします。

自分はSF読者の端くれではありますが、なんでSF読みだしたかといえば学校の図書館とか市の移動図書館とかで借りた鶴書房のSFベストセラーズをはじめとした、いろんな出版社の少年少女向けのSFシリーズ本でした。

自分にとっては、夕方5時からのロボットアニメを楽しむのとまったく同じノリでわくわくするものをひたすら探して読み漁っただけで、それがたまたまSFというジャンルだったのでしょう。

そんな中、図書館でめぼしい本も無くなって、おこずかい握りしめて初めて買った文庫本が眉村卓の短編集だったと思います。選んだのは分厚くて色々な話がたくさん読めそうだったから、読みやすそうだったから、ですね。小学4年か5年だった思います。あれ、ウェルズの「タイムマシン」とどっちが先だったかな。とにかく自分のお金で買った初めてか2番目かの文庫本です。

なぞの転校生」と同じ作者だと知ったのはだいぶ後になってから。さらに言えば何度かTV放映された「ねらわれた学園」(1981年の角川映画)の原作者と知ったのも。

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そのほか「とらえられたスクールバス」も買ったんですが、上巻だけで長らく止まっているうちにOVA化で「時空の旅人」に改題されて再出版されたり、アニメ誌で大体のストーリー展開を知ってしまったのもあって、なんか続きをそろえる事に抵抗感があって長らく未読。結局「時空の旅人」の方で完読したのは結婚したうちの奥さんが買って持っていたからというオチでした。

作品はあっさりとした文体という印象ですが、日常感がある中で登場人物には対応のしようもない状況が淡々とつづられるその文体の奥に非情さというか恐怖を感じたもので、小中学生の頃の自分にとって眉村卓はちょっと恐い物語でしたね。

今の日本は、昔に比べればSFの敷居が下がっているというか、普通にタイムマシンによるタイムパラドクスがテレビのドラマに出てきても皆受け入れてしまう時代になっていますが、眉村卓らのSF先駆者たちの作品が果たしてきた役割が大きいのではないかと思います。合掌。

中国茶土産

ちょっと前になりますが、自分が茶好きということで、日本在住の中華な友人が中国に戻った際に祁門(キーマン)紅茶をわざわざ土産で買ってきてくれました。

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やはり日本で入手できるキーマン系の茶葉よりもスモーキーさは抑えられており、良い香りです。ちょっとアッサムに近いかな。これが本来の祁門紅茶なんでしょうね。
とはいえ渋み少な目、どちらかといえばあっさり風味。食事の友としても合いやすいです。抽出色は薄めで、茶葉も大きい葉のため、最初は茶葉の量の調整が難しかったですが、何度か飲むうちにだんだんコツがつかめてきました。

そうなると毎日の茶でポットを準備するのもめんどくさくなってきたので、中国っぽく直接カップに茶葉入れてお湯を注いで上だけ飲むようになっています。葉っぱが大きいと沈降してくれるので行いやすいですしね。ほぼ毎日、おいしく頂いています。

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さて、その土産をくれた友人は自分ではお茶をほとんど飲まないそうで、貰い物のお茶が残っているとのことだったので、これも譲っていただきました。

中国は浙江省杭州市の特産の西湖龍井茶ロンジンちゃ)だそうです。緑茶の一種ですが日本茶と違って蒸すのではなく煎って加熱しているようです。茶葉の形が扁平ですね。本来は日本緑茶と同じく2番煎3番煎じと飲むようですが、いろいろ試してみたところ葉を多めに入れてやや長めに抽出して1番煎のみ、が自分の好みの味ですね。適度な渋みと甘みがあってなかなかに美味しいです。カフェインはやや強めかな?眠りは浅くなる傾向が・・・。

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というわけで中国の有名な緑茶と紅茶をそれぞれいただきまして、毎日のように飲んでおりますが、そもそも茶どころの静岡に住んでいる割には地元の緑茶はあまり飲まないんですよね、自分は。紅茶飲むことが多いせいですが、今回、中国緑茶を飲んでいることもあり、地元の美味しい緑茶の飲み比べもいいかもしれないとちょっと思った次第です。

訃報、吾妻ひでお

 吾妻ひでおがお亡くなりになったとの事、ご冥福をお祈りいたします。
意外とショックを受けている自分を見るに、どうやら自分を構成するアングラだの不条理だのスラップスティックだのナンセンスだのエロパロだの、そういう部分の結構な部分を氏の作品が占めているということに今更ながら気づき、あーいうのを中高生の多感な時期に読むのは、まあ、いろいろアカンかったかもね。

私よりも少し上の世代がメインブームだったこともあり、私はまだまだ未読の作品も多いのですが、せめてこれを機会に再刊行され手に取る機会があることを願います。