恭賀新正2017

新年あけましておめでとうございます。ここ数年は中国に滞在していたため久しぶりの日本のお正月です。というか1月1日は中国では普通の祭日扱いですし旧正月春節は日本に帰国していたので平日ですし、そういう意味ではお正月ってもの自体が久々であります。年賀状の作成投函もなんとか年内ぎりぎりまでに終えましたが、海外赴任で送れなかったことをいい機会に、だんだん年賀状の数自体を減らす方向でいます。本当に連絡したい人達はこうやってネットで連絡とれる時代ですしね。その一方でリアルで会う機会もだんだん減りあいかわらずの不義理申し訳なく思っていますが、またお会いできたときは遊んでやってください。今年もよろしく。

3年ぶりの賀状用干支絵、ニワトリは高校の頃にコカトリス書くために練習したのでした。コピー用紙に一発描きだったのでしわ入ってしまった。

Zenfone2逝く?

まいった。スマホを再起動した際にエラー吐いてブート失敗するので、そのまま裏メニュー立ち上げていつものキャッシュワイプかけたら、そのまま反応が帰ってこない。で、結局どうやっても起動しなくなってしまった。

いちおうFastBootメニューまでは立ち上がるんですが、その後のリカバリーメニューがどうやっても立ち上がらない。おかげで SYSTEM ROM 無理やり書き込んでリブートさせても残ったキャッシュをクリアできないので結局エラーでその先に進めない。というわけで見事文鎮化してしまいましたとさ。システム部分の微妙な領域に変なデータが残ってしまったようなんですが、システム上書きすら全く効き目ないのでファクトリーリセットすらままならない状況。

急遽以前に使用していたSO-03Dを引っ張り出してSIMカード差し替えて、最低限の設定してとりあえず電話機能は確保しましたが、困ったなぁ。これはあれか、3G、4G両対応DualSIMデュアルスタンバイの数日前に発売されたばかりのZenfone3を買えということか?いちおう日本国内版の発売対応を待って買おうか情報あつめていたんだが、発売日未定で予想は9月以降だしなぁ。今買うとなるとまた台湾からの並行輸入品使うことになるよなぁ。保障も修理対応も効かないからそれなりにリスクあるんだがなぁ。とほほ。

しつこいWindows10への勧誘とおさらば

極悪非道の強制アップグレードを何度も施行し、メッセージが「今行う」「あとで行う」の究極の2択を迫って来ると有名だったWindows10へのアップグレード強制。とはいえそれも㋆29日までの期限付き。
我が家のIT担当である私は長期中国赴任中だったし、家族との連絡はこのPCで行っていたのでもしもPCが起動しなくなると地味にダメージがでかいわけで、アップグレードはずっと保留にしていました。うちの奥さんは最近のIT周りはすっかり私に任せきっているので良く分から無くなっているようですが、それでもそれなりに好きでいじっていた人ですし、何よりも適当に「はい」のボタンを押したりする性格では無いので、見事マイクロソフトの魔の手をかいくぐり、恐怖の2択すらネット情報見ずに回避していましたので、そういう意味では安心でした。
また、自分が使っていたノートタブタイプのPCも同様に中国在住の間は失敗した時にPCが起動しなくなるリスクの影響が大きすぎて実施する気が起きませんでしたし、それ以前に回線品質が悪すぎ、とてもじゃないがダウンロードも困難な状況でした。

でもまあ、帰国時点でまだアップグレードサービス期限前だったので、まあ、やってみてもいいかな、と。
正直言って、Windows10を使いたいかと言えば別に、ってな気分ではあるのですが、ノートPCもメインのデスクトップもいずれもWin8.1。世間で大人気のWindows7ではありません(が、自分的にはスタートメニューだけ別ソフトで追加すればWin7でもWin8でも対して変わらないのが本音)。しかし将来のことを考えると、アプリケーションやドライバ類がWin8.1だと早々に非対応になる可能性もあるし、どこまで本当か分から無いけれどパッケージ版のWindows8からのアップグレードの場合、部品を交換しても再度Windows10の再インストールが可能とMicrosoftから回答されたという報告もあり、それならダメで元々、やってみるか、と、とりあえずWindows10へのアップグレード適用を行ってみました。

まずはノートPCからなんですが、なんどインストールしても起動してWindows10のロゴが出たか出ないかの瞬間にリセットかかってWindows8.1に書き戻されるという現象が繰り返し発生。表示されるエラー番号の情報も表示されないしこりゃダメかとあきらめかけてはいたんですが、結局、ウイルス検知ソフトをアンインストールすることで成功。あらかじめソフトを起動停止にしていたんですがそれだけだとダメだったみたい。結局インストール操作は4回ほど、丸一日かかってしまいました。
その後、デスクトップメインマシンも同様にWindows10へ。
技術的な趣味的には面白かったものの、OS入れ替えても別に操作は変わりませんし何か劇的に良くなるというわけでもないので、それで?ってな感じ。

これでしつこいアップグレード勧誘からもオサラバ、ですが、最近になって「アップグレードを辞退する」ってボタンが増えたので問題なかったのだ、ってのがオチ。

そして「戦国妖狐」も完結

水上悟志の長編の「戦国妖狐」も全17巻で「スピリットサークル」とほぼ同時期に堂々の完結。これもKindle化で販売開始。妖怪時代活劇もの、と一言でいえばそうなんですが、登場人物達の文字通り長い人生を描き切った、感動とバトルの大作です。水上作品はどれも、たとえ物語が終わってもキャラクターの人生はまだまだ続いていく、未来への希望を示してくれる終わり方で読後感がとても良いものです。
本作品もまた序盤こそ淡々と進み展開も遅かったですが、3〜4巻あたりで登場人物が出そろったあたりから俄然面白くなってきます。絵は比較的あっさりしたほのぼの系ですが、各キャラクターの心情を端役にいたるまで上手く書きだしており何度も読み返しては、あの時のセリフはこういう意味を込めているのか、と気づく(または読者が勝手に読み取ってしまう)場面が多々ありました。代表作「惑星のさみだれ」も合わせてオススメです。

「スピリットサークル」完読

全6巻でついに完結。紙本には数日遅れて祝Kindle化発売。異国の地で気軽に読めるのは有り難い。さて、水上悟志は決して超メジャーな漫画家というわけではありませんが、壮大なストーリーを破綻させることもなくきっちりとまとめ上げてくる実力で、昨今では短めの僅か6冊の中に多くの人生をきっちりと描き切ってくれました。というかなんでこの人メジャー側であまり認知されていないのさ。勿体無い。
複数の過去と未来の人生が交錯し、言葉通り主人公の魂もまた成長し、そして多くの感動と、未来への希望を見せてくれる、そんな素晴らしい物語でした。一方で少年マンガらしさも、SF要素も、水上ワールドとのリンクもいろいろ詰まって濃縮された満足度の高い作品です。おすすめ。

スピリットサークル 水上悟志 全6巻 ヤングキングコミックス

人の振り見て・・・

中国の洗濯用洗剤のCM、汚れた服を着た黒人を洗うと綺麗な服を着た綺麗な中国人になって出てくる。欧米で人種差別と問題になっているようだが、たしかに酷い。とはいえ自分の実感として(地方によって差は大きいだろうが)中国人に黒人差別意識を感じたことは無く、もっと無邪気に悪意無く作っただけではないか。もちろん悪意がなければ許されるという物では無い、が、これは中国人の多くがまだ国際的な共通コードとでもいうものを認識していないために作られたと思う。

元記事:
http://www.nytimes.com/2016/05/28/world/asia/chinese-detergent-ad-race-qiaobi.html?smid=fb-nytimes&smtyp=cur

経済的にも政治的にも情報的にも中国民の多くはまだ半鎖国状態であるからこそ、これが人種差別的表現だと知らないし思わないし、思ってもそれを放映することが悪いという認識がない。認識あればそもそもこんなCMは作成しないだろう。

そして、だから中国は遅れている、などと下に見た時点で我々も同じ穴のムジナと化す。このCMが作成された原因が他者の情報と認識の不足にあるのならば、日本が他国より優れていると考え他国の状況が目に入りにくくなった日本もまた同じ道を辿ることになるのだから。

なお、中国人に差別意識が無いというつもりはない。中華思想は周りの国を蛮族と見なし異民族を下に見る思想とも言える。とはいえ街を飾る広告には日本と同じかそれ以上にきらびやかな白人モデルが闊歩しているので、中国人が一番と思っているわけでもなさそうだ。だから今回のCMで最後に中国人が出てくるのは、せいぜい綺麗なジャイアンぐらいの、大した意味はないと思う。日本と同様に中国もある意味分かりやすい人種差別ではなく、むしろ民族・文化的な差別が複雑に入り乱れているのだろう。

なお、このCMには元ネタがあるらしいのだが、

・・・元ネタも大概だよなぁ。貧相な白人が筋骨隆々な黒人になれば差別じゃないのに逆は差別になるというこの状況が、逆に欧米における黒人差別の奥深さと難しさを示しているのだろう。そして、元ネタがあることも中国人の多くが知っていると思えないにも関わらず洗濯機への乗り方の再現性の高さとか、これはパロディというよりも完パク・・・いやいや、オマージュとかそういうもんですかね。

航跡球再び

日本帰国の折、店頭で見つけて衝動買いしたもの。

エレコム製のワイヤレス人差し指操作型トラックボール。M-DT1DRBK。
久々にでた私の好きな人差し指または中指操作タイプで無線、かつ多ボタン対応タイプ。ボタンは計8ボタンと十分です。

会社のPCに使っていたケンジントントラックボールOrbit Wireless Mobileが突然死んで反応しなくなってしまい困っていたんですよね。
予備のマウスに戻して使ってはいたのですが、普段から使用するデバイスですから、それなりに使い勝手の良いものが望ましい。
贅沢を言えば本体の曲線とかはもう少し大きめの方が良かったのですが、こればっかりは自分の手の形との相性の問題となりますので難しいところです。これまで使った中ではLogicoolのTM-150が最高だったのですが、これも人によって好みがあるでしょうね。

とはいえどんなデバイスも使い慣れてくるとだんだん体の方がマッチしてきますので大きな問題は無いです。
ボールの保持部もしっかりしていて、簡単にはボール抜けもありませんし、動きもスムーズ。
やはりトラックボールはいいですね。一度使うとマウスには戻れなくなります。もっと普及していろいろ新型発売してくれないかな。