出戻りモデラープラモ道@中華deちまちま

苦労して中国まで持ち込んだプラモデル。約2か月(アニメ視聴期間も含む)かけてちまちまと制作して全体の70%ぐらいは完成です。ここでそろそろ息が切れてきましたので全完成前にお披露目。

今回は最初からスミ入れだけは行おうと考えていました。が、前述のように塗料を持ち込むのは厳しそうだったので全部ペンです。ガンダム用の水性マーカーペンで線入れては綿棒で余計な部分をふき取る作業の繰り返し。正直言えば、ほとんどの工数がこれです。足を半分ほど作ったところでスミ入れのインクのノリが悪いことが気になり始めました。インクが弾いてしまうんですよね。ここは昔の知識を思い出してパーツをすべて台所用洗剤+ぬるま湯で洗います。

昔のキットとか海外製のキットは離型剤が多く塗布されていて塗料が乗りにくいので買ったらまず洗うのが常套手段だったんですよね。最近の日本のキットはほとんど気になるレベルではありませんが、少しでもマシな状態にするために洗剤溶かした洗面器にしばらく付けては軽く表面をこすってシャワーで洗い流します。今住んでいるところも風呂桶が無いので毎日シャワーだけです。風呂に浸からない生活が長くなると日本が恋しい。そんな毎日浴びているシャワー室でパーツを丹念に洗い流してから部屋で自然乾燥。

洗剤は台所用の中性洗剤が無難です。中国では農薬が怖いのでマジで野菜を洗剤で洗うらしい。ママレモンにも用途に書いているのは知っていましたが・・・。

作業途中工程。上半身。
 

作っていて思ったのですが、νガンダムのカトキVer.と同じで足が長すぎです。写真写りはいいのですが、なんかこう、陸戦兵器として見た場合はこれ、安定性悪いやろ、と。
そもそも兵器としてみれば足なんて飾りなんですよ。なるべく小さい方が全体のウェイトもコストも下がるでしょうに、なんで全体積の約半分を足で占めるかね。
また、いろいろゴタゴタと付いていますが、機能がさっぱり想像できない飾りが多すぎです。サイコフレームを露出させたりしまったりするギミックは理解できますが、いまいち解せないのは顔の変形なんですよね。これ、フェイスカバー必要ないじゃん。ランドセルのサーベルも、あんな風に保持していたらただのデッドウェイトだし使用して失ってからユニコーンモードに戻ったらサイコフレームを隠せなくなるし。見た目はいいんですが、なんか説得力に欠けるんですよね、カトキハジメガンダムデザインは(私の個人的感想)。
そんなことをいったらシールドを使って変形するZガンダムの方がよっぽど理不尽ではありましたが。
その一方でどんな中途半端な変形状態でも顔さえ変形させれば途端にガンダムと認識できます。いや、さっきのフェイスカバーガンダムらしさを消すというその点では必要だな。
やはり大河原さんは偉大です。基本デザインで一目でわかる個性を醸し出しています。


それでもユニコーンモードは、まだ好きなほうですね。兵器っぽさ、そしてオリジナル性をそれなりに感じる。デストロイは単に派手な真っ白ガンダムといった風情。ガンダムとして見ればカッコいいのかもしれませんが、変形するとさらに足が伸びて余計にアンバランスで納得いきません。ただ不思議なことに写真に撮るとカッコいい。あ、これ、足の方がでかくて頭小さいので、スケール感出るジオラマ効果なのかもしれん。

フルアーマーキットなので盾は3つ、マグナム2つ、ガトリングなんて6つも作ります。そのほかにも懐かしの斧(クローバのおもちゃの武器のインスパイア)2本とか、ブースタとか、とにかくゴタゴタと同じ物をいくつも組み立てていかねばいけません。まだ本体作っていた間は楽しいのですが、同じ武器を黙々と量産するとなるとただの消化作業で少し苦しくなって作成速度が大幅にペースダウン。νガンダムのときもフィンファンネルとか作るのが意外に苦痛だったからなぁ。
ここまでくれば少しずつ組んでいきましょう。最後まで作り上げることが未完成病を克服するには重要ですよね。