結婚式

 会社同期の結婚式。余興のため前日準備。これまではもう少しいろいろ時間をかけていたのだけれども,みな多忙になりなかなか準備,練習時間とれない。まいった。

 結局前日の晩から本格的な準備スタート,夜中3時からはスタジオ録音…つまり深夜カラオケも1時間で終了。そのまま当日朝5時半まで作業し,帰って2時間ほど睡眠をとり,9時半に集合。この時点でまだ完成していなかった効果音やBGM関係をMDに編集しつつ,演技組は殺陣の練習。

 通し練習はわずかに2回,ほんとはBGM類をあと少し充実させたかったのだが時間がない。まあ,これまで培ってきた我々余興チームのノウハウを最大限に駆使したため,効率だけは良かったか。
 挙式,披露宴,前の組が長引いていて開始時間遅れる。会場下見もままならず,準備不足が痛い。芸が成功するか不安。食事はうまかったが,時間が押しているせいかどんどん出てくる。司会のお姉さんからもあちこちで巻きが入る。こんなに慌ただしい結婚式初めてだ。

 我々のテーブルにキャンドルサービス廻って来たらすぐに(こっそりと)退出。これに限らず同期の結婚式は内容をじっくりと楽しむ余裕が無いのは芸人として仕方の無いところ。

 さて、演し物については・・・可も無く、不可も無くといったところ。事前に取り決めていたことはすべて出来た。度忘れもとちりも無かった(あくまで結婚式の余興レベルでは、だが)。過去の反省からとにかくダレないようにスピーディな演出を心掛けたのも良かった。

 だが、一つの作品として見た場合は不満が残るんだよなぁ。まあこれは結婚するKが清廉潔白明朗快活な好男児で、前にやったYやK’のようにいじるネタが少ないというところにも起因してるのだろうけど。やっぱり練習不足、準備不足、そして人材不足が痛かった。
 自分としては音源のレベル調整とタイミング出しに不満が残る。

 思えば、K''は全体のスケジュールを調整しつつもみんなの士気をあおるお祭り主催タイプ。彼が会社辞めて準備のほとんどを抜けた(もちろん本番は参加した)のが大きかったか。あと、まじめにスケジュール調整を行う寡黙リーダー系のOはアメリカ赴任中。残ったタイプは、どちらかといえば参謀または職人系が多いからなぁ。俺ら同期は、何だかんだで自然に分業していたのだなぁ。
 半年から一年に一回の不定期祭りもこれで一応の終わり。後になるほど時間的に負担にはなっていたが、ちょっと寂しくもある。
 会社の後輩がビデオ撮っているはずだから、あとで確認させてもらおう。

 新郎の亡くなったお母様のお話に、ちょっとウルウルときたりして、いいお式ではありました。