基準

先日、会社で一緒に仕事をしている通訳(中国人)の女性が、とある記事にのっていたペペロンチーノを見て「私も食べてみたい」というので、自分で簡単に作れるよ、と教えた。
今住んでいる付近では、パスタ麺を置いている店はまだ少ない。外食で食べるならともかく、自分でパスタ料理を作るのはまだまだ浸透していないようだ。

さて、イタリア麺(パスタ)を買ってきて、たっぷりの沸騰した袋に書いているとおりの時間ぴったり茹でる!お湯には塩を入れること。麺の歯ごたえが良くなるし塩味も付く、と教えたところでどのくらいの塩?と質問。

普段適当に入れていたからなあ。具体的な数量で答えられなかったので「海水よりもちょっと塩が少ないくらい、かな」と答えたら「海水の味がわかりません」。
あああ、たしかに海からは離れているしわざわざ海まで行って泳ぐ機会は少ないだろう。

日本人成人のうち、海水の味を味わったこと無いのはどのくらいいるのだろう。
そういえば各学校にプールがあってほぼ全員が泳ぎを教わっているのもかなり珍しいことらしい。日本人はやはり海洋民族国家なんだなぁ、と改めて実感した次第。