趣味の工作

前々からオーディオセレクタが欲しいと思っていました。複数台のPCとゲーム機を、外部スピーカーとかTVのスピーカーとかヘッドフォンとか、状況に応じて出力先を変えたいのですが、複数の入力を複数の出力に切替できる安価なセレクタって市販品ではあまり無いんですね。
それならいっその事自作するかと、先日、日本に一時帰国した際にスイッチやらケースやらジャックやらを買ってきました。沢山のスイッチを並べたパネルを操作するのは、男の夢の一つですかね。ま、そういうコンセプトということで。

さて、いちおう図を書いて各コネクタとスイッチをどのように接続するか決めます。回路図や設計図なんて立派なものじゃないですけどね。事前にケースに穴をあけて、スイッチ、ジャック類をケースに固定し配線を行います。音質は特に気にしないので、単に線を繋いだだけですので、電子工作じゃなくて単なる電気工作ですね。

しかし、先日購入したばかりのハンダゴテが、わずか数時間の使用で、コテ先が腐食して変形してしまいました。これまで使用したハンダゴテも次第に腐食していきますが、こんなに早く大きく変形してしまうとは驚きです。

つまりはコテ先がまともな腐食防止コーティングできていないのか。日本の100円ショップ以下の品質じゃないか。これで1000円近い値段とは、さすが中国ですなぁ。さすがに慣れたので驚きはしませんが、ああ、またか、って感じですね。
仕事で中国現地で手配した配管や弁、電気部品など、日本では信じられないような品質のものがゴロゴロしています。一つ一つの部品の品質を確認しないと怖くて使えないし、思わぬところで全体のシステムにダメージを与えるので、気を付けないとまさに安物買いの銭失いになってしまいます。いかに日本の製品の品質や価格がすごいクオリティなのか、日本の環境がいかに恵まれているのか、日本を出ると実感されますね。

完成。3時間くらいの工作時間でした。異国の地だと工作系の娯楽が少ないので、楽しかったです。

スイッチの組み合わせでどこのコネクタが接続されるかが変わるので、設計図もスイッチのマークも無いこの状態では、自分以外には使えない装置になってますが・・・。