PC入れ替え備忘録

ちょっと前からやや動作が不安定だった自作PCだったのですが、起動時にエラーが出始めておりこりゃまずいなあ、年末にデータのバックアップをとってOS入れ替えるかなぁ、と思っていた矢先についにPCが起動しなくなってしました。
てっきりOSのファイルが死んだのかと、すぐにHDDを買ってきてクリーンインストールを行いましたが、旧PCのHDDは読み出せないのは置いておいても、限りなくOSしか入れていない状態にも関わらず勝手にPCがリセットかかったりするわで、どうやら本体でハードウェア障害が発生した様子です。原因がどこにあるかわからなかったけれど、このまま自分が家を離れるとメンテナンスできなくなるのでさっさとPCの中身を更新することにしました。

いつもながら昔ウラシマ状態な自分ですが、店員に最近のトレンドを聞きながら部品を選定。いつもは自分で勝手に選んでレジに持っていくんだけど、店員と相談しながら見積もりとってくれると、ちょっと値引いたりもしてくれるんですね。しまった、気づかなかった。まあ、高い部品をつかまされる可能性はあるけれど、下調べをしっかりとしておけばお得になります。

今回は、自分が面倒を長期間見れなくなるので、なるべくメンテフリーを目指して安定化志向のためにCPUはインテル製を選びました。インテル製はPenIII以来だから12年ぶりくらいか。面白味としてはAMDなんかのほうが好きなんですけどね。マザーボードはGYGABYTEがここ2回ほどいまいちだったので、久しぶりのASUS。とはいえ、これも運ですな。

CPUを見て驚きました。CPUの裏にピンが立っていない。ただ接点があるだけ。なんだこれは?
最近はこういうパッケージが主流になったんですね。いやあ、時代は進むもんだ。

で、ソケットのほうにとげが生えていて、CPUに接触するようになっている、と。CPUをはめ込むのも簡単です。単にソケットに載せてカバーを落とすだけ。昔、サイリックスのCPUに乗せ換えたときは、ピンを曲げないようにひやひやしながらCPUをボードから引き抜いたり、差し込んだりしたものでしたが・・・。

メモリは最近は値段が高騰していますが、店頭に売れ残りがあったのでちょっとお得。4G×2枚差しです。これだけメモリがあるとかなり大きな画像いじってもスワップ発生しないのでストレスありません。

というわけで、あとは電源とつないで、ドライブとつないで、ケーブル類の取り回しを考えながらつないで、終わりです。ハード的には何にもトラブルなく、すんなりと起動までこぎつけることができました。
リアパネルのはまりがやや悪かったぐらいかな?これもケースとの相性があるので、ね。

起動直後。キーボードさしていなかったのでエラーになるのはわかるんだけど、このメッセージはないだろうと。おまえ、キーボード無いのわかっているくせに、F1キー押せとは、どうすりゃいいねん。

とまあ、多少のトラブルはあったものの、ハードの組み込みはすんなりと終わりました。でまあ、あとはソフトの組み込みなんですけどね。これがはまりどころが多かったので、以下、自分用の備忘録として書いておきます。

Windows8.0のインストール。

製品のパッケージ版(アップグレード版)を購入していたので、クリーンインストールするために、2回連続してインストール。これでアップグレード判定を回避できるのはなぜだろう。いずれにしてもXpもパッケージ版をもっているのでライセンス上は問題はないです。
その後、1回目のインストール結果を完全削除するために、コンパネ→管理ツール→ディスククリーンアップ→起動後、システムファイルのクリーンアップで、適切に選べば、「Windows.old」を完全に消去できる。

アクティベーション

なんか、アクティベーションがうまくいかなかった。ハードウェアを入れ替えているので当然かもしれない。でもXpの時は引っかかったことなかったんだけどなぁ。Microsoftの窓口に電話を掛けて、すんなりとロック解除。深夜1時ごろというのに、ご苦労様です。

Windows Media Center Packにしてやられる。

昨年のキャンペーンで無料で入手したプロダクトキーを使ってWindows Media Center Packを導入。そしたらまたもアクティベーションエラーでロックがかかる。また電話を掛けたら「これのライセンス契約はハードウェア1台につき1つです。」とにべもない返事。んじゃアンインストールしようとすると、できないやんけ!
どうもOS自体を拡張するらしく、アンインストールはできないわ、プロダクトキーも新しいものに変わってしまうわ、という状況。そのくせアクティベーションできていないのでOS自体に機能制限かかるし、最悪。
仕方がないので、もう一度OS自体のインストールからやり直しましたよ。ええ。
せめてアンインストールなりで状態のバックができるようにしてくれないと困るよなぁ。

Windows8.1へのアップグレード

ストアにWindows8.1へのアップグレードが表示されない・・・。どうやら「KB2871839」のWindows Updateを行わないと、ストアに表示されないようですね。
というわけで、これのみ更新かけて、早々にストアからWindows8.1へアップグレード。ほぼ小1時間くらいで完了したかな?

スタートメニューの改善

Win8.1の改良点の一つは、デスクトップにスタートメニューボタンを復帰、なんだけど機能としてはかなりいまいち。結局は旧スタートメニューを復活させる。
んで、Classic Shell 4.0 以降がWin8.1に対応。日本語版はまだないが、スタートメニュー自体は日本語も使えるので、インストール設定時に最低限度の英語がわかればあとは問題なし。これ、いいわ。オリジナルのスタートボタンのデザインそのままで使用できるのもよし。これでWin8は、ほとんど困Win7と同じ感覚で使える。
http://www.classicshell.net/

HDDのデータ復帰

業者に頼むことも考えたんだけど、最低3万円くらいからで上限知らずっぽいので、まず自分で対処することとした。エラーメッセージ内容から適切なアクセス権が付与されていないか、または論理構造が破壊されているんだろうと推定していろいろやってみたんだけど読み出せなかったので、結局は「ファイナルデータ10プラス特別復元版」なるソフトを購入して読み出しを試みると、なんとか読み出せた。良かったよ〜。
http://www.finaldata.jp/
ここ20年ほどのデータがつまったHDDだったから、読み出しできないときはかなりひやひやもんでした。別のHDDへのバックアップデータは2011年くらいが最後だったしね。特に家族写真が消えるのはつらい。やっぱりバックアップは大事ですな。

というわけでバックアップを考える

HDDを同容量買ってきたので、前にも構築したBunBackupによるデータの定期バックアップってのをいちおう行っている。ただ、マルチユーザー運用だとなかなか思ったように動作していない。スーパーユーザーでアクセス権を付与してもダメなのはなぜだ?
いっそのこと、自分がいない間はうちの奥さん専用になるので、こっちのIDで実行させるか。
RAID1やらWindowsの機能でのバックアップも検討したけど、どれも一長一短なんだよなぁ。


とまあ、いろいろと忙しいときに限ってこんな大きなトラブルが起こって、泣きそうでした。なんとかデータ復帰できたので良かったけどね。もしも自分がいなくなってからだったらどうしよう。ま、今の時代はスマホもあるし、PCも安いのを買ってくればなんとかなるか。と、いうわけで海外から連絡できるように家族のスマホにもPCにも、Skype設定は忘れずに。