眼鏡受け取り

「それでは,眼鏡のケースをどれか一点お選びください。」

「ああ,じゃあ…これ」

「では,ケースの中に敷く布はどの色がよろしいですか?」

(そんなものまで選べるのか)「じゃあ,この赤いの」

「お持ち帰りの袋は黒と白が有りますがどちらがよろしいですか」

(そんなものまで・・・笑)「もうどっちでもかまいませんよぉ…」

「ではこちらの白い袋のほうにいたしますね」
「眼鏡はお付けになられたままお帰りになりますか」

「ああ,運転があるからね。そうします。」

「では,こちらの袋はケースのみ入れておきますね。ありがとうございました!」
「出口までお持ちいたします」

まあこれも仕事なんだろうと持ってもらったものの,眼鏡のケースのみ入った軽い紙袋を持って,しずしずとついてくる女性店員。ここで俺もう可笑しくて駄目。店員もなんか恥ずかしそう。

たかが18900円の商品,家電製品のように重たいわけでも無いし,ここまで過剰サービスにしなくてもいいとおもうんだけどなぁ。
昔の宝石や時計と一緒に売られていた高級品の時代の名残なんだろうけど,ミスマッチがたまらなかったです。

おおかた実話。