出張

 本日は長野県まで。ここんとこ出張が多い。東京経由で長野新幹線「あさま」にて。
 朝、切符を買おうとすると東京から先の指定席がすでに満席。ええ、この路線ってそんなに人気路線なの?とちょっと驚く。乗り換え時間をあまり取らなかったのは失敗だったか?

 東海道新幹線、ちょうどラッシュ時の東海道線や山の手、京浜急行線などの車両と併走する。毎度のことだがそのギュウギュウ詰めの車内を見つつ自分は優雅に新幹線に座りながら、ふふん、とほくそ笑むのは、底意地が悪いというよりは、単に優越感に浸って早朝に出発しなくてはならなかった自分を慰めるという心理なのだろう。

 長野新幹線は初めての乗車。しかしなんで東海道以外の新幹線ってこんなに複雑な構成なのか。ホームのどこに並べばいいか非常にわかりにくい。とはいえ東海道筋の人達は、西日本の短い編成の新幹線にも戸惑うそうだから、要は単なる慣れの問題なのかもしれん。
 自由席、それほど大勢は並んでいなくて一安心。同じくならんでいたおばさん、不安げに「こちらでいいんでしょうかねぇ?」と聞いてくる。自分も自信がないのにそんなの知るか。

 車中では、お客に出す資料の仕分けとホッチキス止め。さらにちぎれたスーツのボタン着け。もっと移動中の時間を有意義には使えないものか。やっぱりもっと電池が圧倒的に長く持つモバイル機器が欲しいよなぁ。SL-C750の標準バッテリだと、ちょっとbitWarp接続しただけで電池が無くなるのには閉口する。

 途中、雪が多少残っていたぐらい。もともと目的地は降雪は比較的少ないところらしい。目的地で下車、ここでようやく営業と会えた。タクシーで約30分弱の距離がお客の所。営業も私も初めての訪問、ところが頼りのタクシーの運転手さえも「ええと、ここいら辺だったんだけどなぁ。」としばしうろうろ。まあ先にメーター降ろしてからの「うろうろ」だから良心的ではあったが。

 午前中から打ち合わせ、お昼は周囲に何も無い所だったのでお客様の車で近所の食堂まで連れて行かれる。行きしにタクシーの運転手と話した話題をいかにも今初めて話す、という感じでお客様としばし歓談。こういう営業トークだけは確実にうまくなってきたな。
 午後は現場立ち会い。それなりに成果は出たようで、まあ行った甲斐は有ったというもの。

 帰りの新幹線は時刻を決めていなかったが、駅に着いたら出発まであと5分、あわてて切符買って飛び乗る。ぎりぎりセーフ。これを逃すと帰り着くのが1時間近く変わるところだった。

 帰宅は21時ちょっと前。まあ出張にしては早いほうか。
 帰りの道すがら自転車での最短コースがどの道か考察。いや,どの道もほとんど同じなんだけれども,ゆるやかに曲がっていたりするので,どこのポイントで隣の道に移るかで多少変わってきそうなもんで。一度気になるとどうしようもなし。今度暇なときに地図を広げて実距離をトレースしてみるか。って,限りなく無駄な努力のような気もするが,なに,自分一人しかしらない事実,というのがいいのだ。研究の醍醐味ってやつはこれではないか?