響鬼考2

さて本作品は「平成のアマゾンライダー」とかも言われているが(実際,自分も最初はそう感じた),だいぶキャラも出揃ってくると少しイメージが変わりつつある。

自分的には斬鬼さん萌え〜(あ,萌えといってもそういうんじゃないんで(汗))なんだが,なぜ彼のキャラが出番も少ないわりに異様に存在感があるのかと考えるに出た結論として,昭和ライダーに置き換えると本郷ライダーなのだな。これが。

するとそれよりやや後輩の響鬼は,実はアマゾンではなく一文字。うん,確かにキャラ的には頼れる明るい兄貴分,なかなか重なるところがないだろうか?

もともと仮面ライダーという作品群はそれぞれ独立した作品であり,客演として先輩達がときどき助けにくるという図式だ。世界観こそ共有されていても役者まではほとんど共有されない。だから先輩ライダー達はサザエさんと同じく永遠の存在となり,作中で年齢を重ねることは(ストロンガー最終話以降は)無い。
改造人間だから,不老不死になっているのかもしれないが,現実世界で起こり得る世代交代がドラマとして書かれることは無い。

つまり,本作品のメインテーマは「少年の成長」ではなく実は「世代交代」なのでは無いだろうか。とまあそんなことをつらつらと考えつつ作品論まで展開できかなぁ,と・・ま,今日はここまで。