中国出張

出張2日目。

睡眠時間3時間強・・・ややしんどいがまあなんとかなるレベルかと。朝は、昨日機内でもらったナッツをぽりぽり。

そのまま客先に出向く。入って見るとすでに打ち合わせの真っ最中、自分とほとんど変わらない睡眠時間のはずなのに、パワーあるな、と関心。とはいえ他社の社内会議に組み込まれているようなもので、断片的な理解しかできずいろいろともどかしい。なによりも時間が無駄に過ぎて行くのは惜しい。

行き先が中国(共産圏)ということもあり、事情がよく分らなかったのでPC持ち込みは行わなかったけど、そのかわりにSL-C750ザウルスを持っていってたので、ちまちまと部屋の隅で報告書書き・・・まだろくに仕事もしていない状態ではろくに書けないので、じきに暇になり、こっそりとNIFTYのログを消化。いやぁ、Olo/Qtっていいですなぁ。

そして、昼過ぎからいよいよと試作現場に入る。
工員は若いというか幼い。見た目10から15歳ぐらいに見える。日本人も発育が良くなったんでしょうな。実際15歳くらいで地方から上京し、ほとんどは20歳前後で帰郷するそうな。工場の中に10階建てくらいの寮。1部屋に8人くらい詰め込まれているとのこと。つまりは工場に朝から晩まで安い労賃で働かされているわけだ。物価はよくわからないけど、こういう労働者の賃金、だいたい深センでは月700から800元くらい、ってことは約1万円。
ちなみに、近所のスーパーで売ってた比較的安物っぽいお茶が300gで3元くらい。表通りの普通の食事店、一番高いメニューで18元、安いメニューで6元くらい。うーんと、つまり感覚的には庶民物価は日本の十分の一くらいかな?
でも中国経済特別区は完全に2重経済物価になっているようで、高い店は日本のそれと変わらないような価格も有り。
社会主義国家のはずだが貧富の差が激しいのはどういうことだか。更に物価の地方格差も大きいので、少ない給料からのわずかの仕送りでもかなりのものらしい。

そんな彼女達が各製造ラインあたりに十数名ついて、各工程毎に目視検査・・・日本じゃ考えられない人件費の投入状況に別の意味で戦慄を覚える。

我々の持ち込んだ製品については特にトラブルもなく順調な試作作業ができた。まずはめでたい。
その夜も接待めし。今度は日本料理店。海外での日本料理って、ようするに居酒屋メニュー、プチ中華風味。
「台湾は中国である」やら「本物のCDを買うなんて馬鹿ですよ」なんて発言も中国のスタッフの方から聞けて楽しかった。台湾とか尖閣諸島とか竹島問題って、ようするに我々にとっての北方領土みたいなもんだと実感。要は国を挙げての教育が肝要ということですか。

あっちの会社の一番偉い人が同席、うわばみ体質でいくら飲んでも全く平然としている。偉いのは人に薦めて、自分はそれ以上に飲むところ。化け物か。
自分は飲めない体質であるがビール2杯(いつもの限界量の2倍)ほど飲まされる。中国のビールはアルコール分が3%ぐらいと低いらしく助かった。

またも就寝3時まわる。