H2Aロケット成功

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050227k0000m040052000c.html

H2Aロケットが成功とのことまことにめでたい。
一回失敗するたびに,これだけの金が別の事にまわせた・・・とかいう議論が沸騰するが,宇宙開発はそれこそ100年,200年先の次世代の地球規模の経済効果まで考えないと成功とも失敗ともそもそも言えないものであるし,それ以前に宇宙への進出を断念した時点で人類は袋小路に陥って自滅を待つだけとなってしまう。
完全に新しいことに立ち向かっている事業だもの,宇宙開発は失敗してなんぼ。
だって,所詮は戦闘機数機の価値しかないんだぜ?というか政府役人の無駄な給料減らせばいいじゃんか。

とはいえ,あまりにも失敗つづきだと,そもそも国際社会から宇宙開発技術それ自体の信用を無くすから,ここらでなんとかして欲しかったのも事実。
だいたいNASAの品質管理レベルから考えると,NASDAの品質管理レベルなんて非常に低いからこそ失敗続きだったのかとも思うが,世界的に見てもこれだけ低予算であれだけ高度な技術開発をしているコストパフォーマンスに優れた宇宙開発をしている国は日本ぐらいというオチまであり,品質レベルをあげると価格が鰻登りなのでまったく辛いところ。

ちなみに私の会社からもNASDA向けに納めている部品用の素材があります。他の商品に比べればやや高グレード品とはいえ,そんなに特殊な素材というわけでもなく,よくやっているよなぁ,これで。