自然のツヨサ
閲覧注意。苦手な人もいるかもしれない。
朝、家を出ると自分の駐車場に血が点々と落ちていた。その先には・・・スプラッタ、というほどのものではなく見た目はいつもカレーに使う88円の鶏ガラだ。どこからどう見ても鶏ガラ。スーパーで買える鶏ガラ、にしか見えない気がするが、まあ羽と足が残っていたので鳩だと分かる。首はついていないが。
いやだなぁ、人の家にこんなもの置いていくんじゃないよ。後で片付けないとなぁ。猫かなぁ。そう思ってちょっとブルーになった。ふつふつと猫に対する怒りが湧いてくる。猫はたしかに可愛いが、いろいろとやらかしてくれる困った生き物だ。可愛さを享受できない近所の野離し猫は自分にはメリットが何もなくデメリットだけなので、見かけたら追い立てるようにしている。それなりに賢いのでウチには近寄らなくなってきた。ぬこぬこネットワークによって情報交換されるのか、ほかの猫もあまり来なくなった。いいことだ。そんな普段への猫の仕返しなのか?ちなみにもちろん自分は犬派だ。
それはさておき、その場ではどうこうする気力が湧かなかったので、いったん家に引き上げた。
で、2時間後、また外に出た。さっき鶏ガラがあったあたりに踊る影!黒い姿の〜カラス、だった。逃げていく烏。見ると半分以上失って原型をとどめていない先ほどの鳩の死骸。ううむ、猫ではなくて烏が犯人だったか。疑って悪いことしたな、猫。と心の中でこっそり謝る。さらに4時間後、また確認すると・・・そこにはもはや跡形もなくなっていた。すごい。烏、やるな。
野生動物が死ぬと、人間に見られていなかったら死骸はあっという間に消えてしまうという珍説をTVで流したUFOディレクターがいたがそんなはずはなかろう。単にいろんな動物にあっという間に食われてしまうだけなのだよ。それにつけても命は廻っていくものよのう。
カラスの死骸はなぜ見あたらないのか―あなたの常識がひっくり返る本 (ON SELECT)
- 作者: 矢追純一
- 出版社/メーカー: 雄鶏社
- 発売日: 1993/04
- メディア: 単行本
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