後席!エンジンを切れ!

仕事で新規に設備を導入したものの,予想外のトラブルに翻弄され,ここ最近は苦しい日々が続く。なにより自分が導入を最終決定しただけに現場に辛い思いをさせるのが心苦しいのなんの。やっぱり少量テストと実際の生産スケールでは違うんだよなぁ。目算が甘すぎた。

さてそんなこんなで何とか安定生産できるよう軌道に乗せるべく現場作業が続いておるのですが,粉を扱う職場だけにマスクが欠かせず,結構ごついマスクを着用しています。こんなの。
http://www.mmm.co.jp/ohesd/recommend/diox_list.html#1

自分は管理者的なポジションなので,保護具については現場作業者にも増してしっかりと着用し,規範を示さねばならない,のですが,現場って騒音が大きいので,なかなか声が届かないんですよね。
普段行っている作業なら阿吽の呼吸で会話無くどんどん進められるんだろうけど,自分が直接入って行わなくてはならない仕事なんて,その場その場で状況を判断してころころと変えなくてはならないようなものばかり。細かく指示したくてもなかなか遠くまでは伝わらないので,マスクを外して大声を張り上げることもあります。本当はあまり宜しくないのですけどね。

で,じつはそんなとき,脳内ではこっそりとナウシカごっこ

「後席!エンジンを切れ!」 

「エンジン音が邪魔だ!いそげっっ!」

そして一息吸えば肺が腐る瘴気渦巻く腐海の上空でマスクを取り外し,最後まで諦めるなと指示を伝えるナウシカ姫さま。かっこええ〜。

・・・いやまあ,どんな仕事でもさぁ,なんかちょっとでも楽しみがあったほうがいいじゃん?ね?