中国出張その3

明けて中国の朝。やや胃が重いので朝食抜き。ここ数日,肩凝りからくる頭痛があったが,急に酷くなる。移動疲れによるものか?
胃もたれもこの頭痛と関係しているのかもしれず。顧客までのタクシーの運転の荒さにこの頭痛はきつい。

自転車はほとんど見られず,車の運転は荒っぽい。歩行者も信号の無い所を平気で歩いて来る,そこを車が縫うように走る,横断歩道が青信号でもすごい勢いで車が曲がって来るので気を抜くわけにはぃかないような,なかなかにカオスな交通事情,歩道は一度舗装したのが剥がれ,まるで工事中のよう。地盤を固めずに舗装したから崩れてしまったんだろうけど,車道ならともかく歩道にかける金は無い訳か。ところが信号機はすべてLEDとアンバランスぶりがたまらない。

体調こそよろしくはないが,本日はこの出張の本番といえるのでテンション上げて望む。
喉の調子も悪かったが,同時通訳交えながら半日立ちっぱなしの喋りっぱなし。
現地スタッフは非常に熱心だった。これで成果が出ればいいのだが。

夕方,ホテルに戻る。他のメンバーは本日は香港泊まりで明日の飛行機で台湾へ行く。
自分は明日の便で帰国のため1人残る。かなり心ぼそいが仕方ない。
どうせなら一緒に香港まで行ってそこから日本に帰らせてくれればよかったのに。

ところが,本日伺ったお客様の日本人スタッフの方がそれを聞いて一緒に食事しようと誘ってくれたため,恐縮しつつも承諾。
さて,待ち合わせの時間まではその辺の街をぷらぷらとしてみたが,やはり夜の街は怖い。治安もそれほど良くないというし,海外携帯は持っていないし,迷ったら完全に孤立無縁だ。

お客様と合流して一緒に食事。辛いものが好きなのか昼に連れて行かれたところも夜も四川料理。自分も辛いものは口は平気なので普通に食べたのだが・・・・・・。

食事のあとは,日本語をそこそこ喋れるお姉ちゃん達がいる,いわゆるカラオケスナックに連れられて行く。まあお客様と一緒だし,いわゆる接待飲食なのではあるが,営業不在で一人で行うと辛いものがありますな。
酒を飲めない自分は,筆談交じりの片言会話がメイン。中国人が海外旅行を行うことは非常に制限されているが何故かミャンマーだけはOKだとか,『鰻』という漢字はアナゴを指すとか,四川省出身はタコ,イカの類は気持ち悪くて駄目だとか,無駄な知識が直に増えるのは楽しかった。

帰宅は23時頃。DVDに焼いて持っていった「映像の世紀」見つつ(あとで良く考えたら中国税関で引っ掛かったらヤバい番組だったかもしれん)寝ようとしたら,ほとんど見た記憶なし。あっと言う間に落ちたらしい。