のまねこ

まあ,いろいろ終わりつつあるが,要するにこれは音楽業界がいかに一般の社会常識からはかけ離れた団体であったかということではなかろうか。
マスコミ関連しかりだが,どうも自分たちは周りに比べて上位の位置にある,ようは鼻持ちならないエリート意識なのだが,を感じる。
所詮は実力を伴わない単なる砂上の楼閣なのだが,それだけに新しい敵対勢力でありそれなりの変革の力も持っているネット文化に手厳しい(または交流をすら持とうとしない)のではなかろうか。

もともと,芸能関連などむしろ被差別者側であり,人間扱いすらされていなかったものが,何をどう間違ったか自分が偉いと勘違いしているからこそ,ちょっと面白いとみればほんのわずかの改変で自分のものと主張する厚かましさで,パクリといわれりゃ逆ギレし,あげく中高生レベルの作文書いてすべてを終わらせたつもりになり,まともな企業としての対応すら取れず,自分は悪くないと言い続ける。子供の論理ですな,ありゃ。

基本的に,すべての企業はサービス業。お客様あってナンボの世界。自分が偉いなんてそんなこたあり得ない。威張りたけりゃ,金払って自分がお客様になるしかないのだ。


・・・それにしても,実は期待もしていた。この騒動が起きうることを予想したうえで,話題作りのための仕掛けを行う,本当の意味でのプロの興行師がavexにいるのではないか,と。我々は所詮,そいつの手のひらの上で踊らされているだけに過ぎないのではないかと。
しかし,結局は最後の対応を見るに,そんな頭の良さは微塵も見られない。かえすがえすも残念である。