響鬼孝

32之巻を視聴。
うーん、新しいおもちゃを売りたいのはわかるし、「声」を道具立てしたいからこそのあの配役というのもわかる。さらに予算圧縮のために姫や童子のパターンを一定にしようと考えているような気もする。
ちょっと変わった厳しい大先輩を、コミカルタッチで描きたいのもわかる。

・・・だからねぇ、基本的な脚本はあれでいいわけよ。なのになんでこう殺伐とした雰囲気になるのかなぁ。ちょっとした科白回しとかで、キャラが全然変わってしまうものなのに、それを理解していないのか、それともこれまでの世界観を全部ぶち壊して自分が考える所のリアル指向にしようと思っているのか(多分後者?)。
んで、キャラの書き込みが足らないから、劇中でギャグが上滑りしてしまう。

特撮世界のお約束があっても、だれもそれを本気で「リアルじゃない」とかいって非難しないと思うんだが。それとも酒の席で「あれはもっとこうあるべきだ」とか言い合ったマニアの戯言を本気にしているのか。
その結果が、ハリウッド版のゴジラだろうにね。