帰省つづき

 夜中、兄に誘われてラーメン食べに出る。兄はこの年になってもいつまでも自分のペースで動き回り、自分が思い立ったら「おい圖南(仮名)、ラーメン食いにいくぞ。早くしろ、行かないのか。」とまあこんな調子は変わらず。エネルギッシュというべきか自分勝手というべきか。
 互いに勤め先の現況などを話すが、普通の企業に勤めている俺には、これまで研究畑一筋でようやく半民間組織に勤めはじめた兄の言い分がずいぶん甘っちょろいものに感じるが、ただし相手は兄なのであくまで俺には偉そうな物言い。その落差にひそかに苦笑。