Windows10を再クリーンインストールしてみた

かれこれ20年以上メインPCとして使用している我が家のタワー機ですが、いや、もちろんマザーボード+メモリ+CPU交換5回、電源交換3回、筐体交換1回、その他もろもろ部品交換を繰り返しているしOSの入れ替えも何度も行って、老舗の秘伝のつけタレのごとく中身はすっかり入れ替わっていてもいちおう一台のPCとして生き続けている奴なんですが、Windows8→無料アップデートによるWindows10化したのはいいけれど、アップデート1703で更新が失敗するようになりました。

当初、原因をいろいろ調べたんですが、なにしろエラーコードは吐かないでただ「更新できませんでした」とだけ表示されて延々と描き戻しされて一日のうち半分近くの時間が使用できなくなるというありさま。それもほぼ毎日。しかしながらこのマシンは最近はうちの奥さんがメインで使っていたこともあって、動作状態もデータバックアップもいろいろわからなくなっていたので簡単には手を出せず、二人そろって時間的な余裕がある時がなかなか取れなくて正直困っていたんですよね。で、ようやく今年の1月中旬にWindows10の入れ替え作業を行うことができたので、作業備忘録としてつらつらと書いておきます。

 

まず、アップデートできなくなった不具合の原因について。最初はMicrosoftのサイトでも記載無かったのですが、1年もたつといろいろと情報が集まってきました。結果的には、ハードディスクの予約領域が小さいとエラーになる、です。えええ。何故?

Windows8で300Mぐらいが自動的に確保されるらしいのですが、これがWindows10では500Mほど必要。それはいいのですがWindows10にアップグレードしても予約領域サイズは変更ないため、エラーになったみたい。そんなのあり?

で、ハードディスクの頭に予約領域を確保する必要があるようですが簡単には拡張できない。まずはデータ消失に備えてWindows10のインストール用DVDを作成して、外付けHDDを買ってきてデータをすべてバックアップして、それからパーテーション変更ツールを恐る恐る試してみましたが、ことごとく失敗。

かなり慎重に作業薦めたのでOS起動はできていましたが、なにしろリセットするとWindows Updateが走り出すもんで、Boot時にOSに移行するまえに走るパーテーション変更ツールがまともに動かないようなんですね。

しかたないので意を決してWindows10のクリーンインストールを開始。あらかじめ作成したDVDから起動して、ディスク領域でシステム領域をきっちり多めにとってインストールスタート・・・すると30分程度で終わり。え、こんなに簡単なの?Windows10って。というくらいあっけなくOSインストールできました。クリーンインストールなんて数年ぶりですが年々楽になっています。もっともネットにつながることが前提なので、ネット環境が先に構築できていないとキツイでしょうね。

あと今回ハマったのはソフトウェアRaid1の構築。これもWindows10Proの機能を使って。いちおうミラーリングはできているようなんだけど、いざクラッシュしたときにちゃんとクローン側のHDDで起動できるかどうか、経験ないからわからない。だからこれとは別になんらかのバックアップをうごかさなくてはなるまい。Winsdows10の標準機能を使うことを考えたんだけど、うまく動いてくれない。

その他。PC上の登録ユーザー名は結構適当につけてくれるので、Microsoftアカウントをいきなり連動させてはならない。まずローカルアカウントで管理しやすいユーザ名で登録して、その後にMicrosoftアカウントに切り替えるとよい。これを見出すまでWindows自体を3度も再インストールしてしまった。

PCの名称、ドライブレターもインストール直後にすぐに切り替えること。Windows10は至れり尽くせりで勝手に設定すすめてくれるから、逆に思い通りに設定されずにキレそうになること多々。