中華プラモ事情

皆さんの子供の頃から続いている趣味っていえば何でしょう? 以前にも書きましたが自分はプラモデルですね。しかし結婚してからはさっぱり作らなくなりました。溶剤臭いので居間で塗装・組み立てするわけにもいかず、かといって家族から隔離して長い時間引きこもるのはそれはそれで問題です。ですが現在単身赴任中のわが身です。中国では娯楽も少なく飲み歩く趣味もない自分は少しでも心の平安を求めて先の帰国時にプラモを買って中国に持ち込みました! これが概ね完成してきたのでちょっとレポートでも。

まず中国のプラモ事情ですが、これがあまり宜しくなく人口の割にプラモ人口が少ない。というか私の印象では中国はあまり工作物自体が日本ほど趣味として定着していないように思います。いや、逆か。日本人は料理や手芸なども含めて、ちまちましたものを作るのが好きな国民性なのかもしれない。それでも中国に有名なプラモデルメーカーとして例えばトランぺッターがあります。これは大型スケールの飛行機メーカーですね。自分はほぼ飛行機専業なのであまり他のジャンルは詳しくないですのでこれ以上は語れませんが、いちおうプラモデルは存在しています。
で、中国でもプラモ専門店はあるらしいのですが、調べた感じでは上海やら香港やらのみで、地方ではほぼ無理っぽい。わざわざこのためだけに上海に出るのも躊躇ってしまいます、それでも南通市のおもちゃ屋の片隅にキットが少数積まれていたりはするのですが、店には接着剤すら売っていない状況でして、おそらくはすべて注文取り寄せなんでしょうね。もちろん中国独自の飛行機やAFVという日本では入手すらできないようなラインナップですので、面白いといえば面白いですけどね。そのほかガンプラはまあまあ見かけます。しかし日本の定価の3〜5倍くらいですので気軽に手を出すにはちょっと躊躇します。

一方で日本から一式すべて持ち込むとしても、塗料や接着剤は液体のそれも有機溶剤系ですので、かなり厳しいです。飛行機には本来乗せられない危険物ですから見つかれば確実に没収です。
しかしここに一つ希望があります。そう、最近のプラモ(主にガンプラ)は、はめ込み組み立て、多色成型済キットになっているので、基本的に接着剤いらず、塗装いらず、です。

この辺はジレンマな所もあり、もともとプラモって3次元の絵みたいなもので、組み立ても楽しいのですが、それと同じくらい塗装するのがまた楽しい所であるのです。が、中国での入手や飛行機輸送のハードルの高さを勘案して今回は組み立てを主に楽しもうと割り切ることにしました。以上の流れでお分かりのように、今回"も"ガンプラ購入です。
なお、直近の出戻りプラモ道は、もう2年半ほど前、やはりガンプラνガンダム組んで以来ですね。その時の記事はこちらから。
http://d.hatena.ne.jp/tonan/20130612

長くなりそうなので、つづく。