ヤマモモ再び

一昨年の日記にも書いたように、自分の勤めている会社の構内にヤマモモの木がたくさんある。
密かに、実をたくさん収穫しようと狙っていたのだが、なぜか昨年はほとんど実が生らなかった。つぼみの段階で大雨で落ちてしまったのか、それとも周期的なものなのか。ところが今年は豊作。ムクドリがどこからか嗅ぎ付けて大群で押し寄せてついばんでいる。4〜50羽くらいいるんじゃなかろうか。
負けじと自分も、良く熟れたころ合いを見計らって収穫してみた。とはいえ会社の敷地内だしあまり堂々とするのも体裁が悪いので、定時以降の日が沈んで人目が無くなった頃、手の届く範囲の枝を振るっては袋の中に落とします。これはこれで、暗闇の中、懐中電灯を一本もってガサガサと枝をゆする男という怪しい構図ではあるよなぁ。
これが収穫したヤマモモ。

15分くらいの作業で1kg弱くらい採れたかな。これを持ち帰り、ジャムにしようと思った。
まずは選別。熟れていないのもあれば、虫や、葉っぱや、枝や、わけのわからないものいろいろ混ざっていますので、綺麗で熟れているものだけ、洗いながら分別。

これが結構大変な作業で1時間半くらいかかったが、結局重量にして800gほどが残る。

さて、いよいよジャム作りだが、ヤマモモのジャムは作ったことが無いので、何か参考になるレシピは、と検索。神奈川県のページ内に、いいページがあった。この通りに作ればよさそうだ・・・。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450009/p580781.html

が、意外と自分が忙しく、なかなか取り掛かれないまま海外出張を迎えてしまった。ヤマモモを冷蔵庫に眠るままにして2週間以上もつかどうか判らないし、あまり長く保管すると冷蔵庫の匂いが移ってしまいそうだ。仕方ないので奥さんに上記のページを教えてお願いして出張に行った。無責任な自分だ。

で、出張から帰ってみると、ジャムをちゃんと作ってくれていた。このような理由で途中経過無しでいきなり完成品。

熱湯消毒した空ジャム瓶に詰めて、2本ちょっと分出来たとさ。
ウチの奥さん曰く、「裏ごしがめんどくさすぎた。二度とやらない」ごもっとも。すみません。
ヤマモモは真ん中に大きな種があるから、これを除くのがかなりの労力だったようだ。
ちなみに後ろにあるのは中国国内で買った午後の紅茶ミルクティーの空ボトル。

食べた。

レシピそのまんまでつくったらしいが、味はイチゴジャムっぽい。アオハタのクランベリージャムよりもイチゴジャムに近い感じだ。作った当初はもっとえぐみみたいなものがあったらしいが、しばらく置いていたので味がなじんできたのかな。普通にうまい。しばらくのあいだ、朝食はこれでいいや。